マイナンバーカード不具合による証明書発行問題、久留米市でもシステム点検を実施

マイナンバーカードを利用したコンビニエンスストアでの証明書交付サービスにおいて、別人の証明書が発行される不具合が全国で発生しています。この問題を受けて、久留米市でも同じシステムを使用しているため、システムを一時停止して点検を行っています。

デジタル庁によると、今年3月以降、横浜市などで同様の不具合が相次いで発生しており、久留米市でもこれまでに不具合は報告されていませんが、デジタル庁の要請を受けて点検を行っています。久留米市役所では、システムを運営している富士通の子会社の担当者5人が点検のために市民課を訪れ、さまざまな条件下でシステムが正常に動作するかを確認すると説明しています。

このシステムの一時停止により、コンビニでの証明書交付が利用できないため、市役所の窓口には通常よりも多くの市民が訪れています。特に、久留米市内の介護施設で働くベトナム人の20代女性は、コンビニを利用することが多いため、今日は不便だと話しています。

久留米市市民課の山下泰利主幹は、「久留米市では不具合は発生していないが、市民が安心して利用できるよう、システムの点検にしっかり取り組んでいきたい」と述べています。